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通信設備などへの障害はなぜ生じる? [電験3種]

 送電線に事故が発生すると、隣接する通信線に誘導電圧を生じたり、誘導電流が流れたりして通信機器を破壊したり通信や通話を不可能にすることがあります。
 この現象を誘導障害と言い、静電的に現れる場合と電磁的に現れる場合がある。
前者を静電誘導障害、後者を電磁誘導障害と言う。

静電誘導障害 → 送電線と通信線はそれぞれ対地静電容量を持ち、送電線と通信線との間には電線相互間に静電容量がある。送電線の電位により電線相互間の静電容量および通信線の静電容量を通して誘電電流が流れる。この電流が通信障害を引き起こす。

電磁誘導障害 → 送電線と通信線は電磁的に結合しており、相互インダクタンスにより通信線に電圧を誘導することになる。
 平常時は平衡してるので問題無いが地絡故障電流などによって電磁誘導電圧を発生し、通信障害を引き起こす。

誘導障害の防止対策

「ねん架」を行う。電線路の途中で上・中・下を入れ替えて各相のインダクタンスおよび静電容量をおのおの等しくして電気的不平衡を防ぐ。

結論・・・・いろいろ書いたが過去問やると試験では「ねん架」だけ覚えておけばいい・・・。
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