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お歳暮おすそわけ頂きました。 閉鎖1周年。 [お仕事]

 前職同様、業者や商社と取引がある関係でこの時期取引のある会社からカレンダーや手帳と一緒にお歳暮をいただきます。
 それを庶務の方が均等に分けるのですが、ささやかながら缶ビール3個とコーヒー1瓶をいただきました。
役得ですね。もっとも庶務からは「日ごろ工場側から無理難題言われてるからこーいうときは得しないとね♪」
とみんなに言って渡してました。

 そういえば前の会社では上記のように部として渡す業者がほとんどでしたが一部の下請け会社は・・・・な・・・のような・・・・でした。

 最近前職情報が多いのは知らず知らずのうちにノスタルジックになっているからでしょうか。
気がつけば工場閉鎖してもうすぐ1年です。

2番目が酒って落語にもあった通り?

(2008年6月21日自宅テレビ画面から筆者撮影)
調査結果に基づいて「今年、お中元で一番貰いたいものが『プレミアム・ビール』になった」ことを言うCM。
へ~、と思う、今まではお中元など贈った経験がないような若い層や、何にしようか毎年悩む層に、とりわけ新しいニュースを含むこの情報は有益。なぜなら、従来の同種の調査結果で「ビール」はよく挙げられていたけれど、「プレミアム・ビール」と言われたのは今回が初。プレミアム・ビール市場の隆盛の結果、さぞや関係者は、エビス、プレミアム・モルツの商機、ギフト需要が来た!といったご気分でしょう。
私などは、十年一日常套句の、毒にも薬にもならない「お中元にXXX(商品名)。夏のご挨拶・・・」みたいな広告よりも、はるかに、迷う見込み客に論理的に説得的な(だって一番欲しがってるものを贈るのが、一番嫌われる可能性が低く、かつ貰う方もこの広告を見て、それが選ばれたことを悪くは思わないだろう、世の中の趨勢を鳥瞰したかのようなこの情報は自分のリスク低減に有益と思われるだろう、選択時の手掛かり情報になれば自社ブランド選択確率が必然的に大きくなるだろう・・・という一連の推論)この手の切れ味の良い表現には納得する。効果・効率に関して充分な検討が感じられるのである。
とはいえ、ここにはそれでも論点がある。
ひとつには、この手の調査では通例「商品券」が選択肢から「あえて」外される。ま、商品券は「もの」ではないから、なんて会話が必ず行われて、であろう。要は実は一番は常に「商品券」なのである。2番目が酒って落語にもあった通り、なのかもしれませんが(笑)。
もうひとつには、今やある年齢層以下の方々には「お中元」、「お歳暮」自体が「自分とは無縁」になってしまっている、そんな時代であることとの関係。
おそらく、誰にとっても「初めて行う贈答行為」には迷いがあるから、この広告は有効、という考え方もひとつ。
とはいえ、贈らない人の増加は、反面「欲しいとは思わない人」の増加を導く。
はじめて中元を貰った際に、かつてのこの国ならば「何だか自分が偉くなったような気分」がしたものだろうが、今や「訝られ」たり「気持ち悪がられ」たり、あるいは「意味が分からなか」ったり、「戻され」たりするかもしれないのだ。
この国の形が変わりつつある。
もしそうであると考えるならば、1番は「要らない」、2番が「貰って良いプレミアム・ビール」、なのかもしれない。
そんなことを思ったTVCM。

女ざかり (文春文庫)作者: 丸谷 才一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1996/04メディア: 文庫

この国の「贈答という婉曲な賄賂文化」を描いたこの切れ味の良い佳作も思い出されました。


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yutakami

TB畏れ入りました。
by yutakami (2010-12-28 00:07) 

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